2017年がスタートしましたね!
あけましておめでとうございます

心理カウンセラーの熊谷佐知恵です。
本年もどうぞ、宜しくお願い致します。

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新しい一年のはじまり。
いかがお過ごしでしたか?

2016年の後半のカウンセリングは
夫婦関係をはじめ、婚活、就活、
職場の人間関係や転職について
「どう生きる?」といったような根源的なもの
につながる相談が多かったです。

それに続いて多かったのは
アダルトチルドレンというテーマ。

なかなか人には理解されがたい苦しみや
感受性、人間関係で繰り返し起こる孤独な状態に
悩むケースを扱わせていただきました。

***

同じく2016年後半から新年にかけて
熊谷家でもさまざまなドラマがありました(笑)

今回は、我が家で起こった体験の一部を
分かち合いたいと思います。

***

会社を継ぐ予定で仕事を手伝いだした息子が
今頃反抗期!?

これまで仲のいい親子だと思っていたのに
経営者というステージに並んだとたんバトルが勃発!!

一丁前にわかったような事は言うけど
肝心なことは動こうとしないで抵抗してばかり。

私 「○○をやっておいて」

息子 「嫌だ」

私 「は?嫌だ!?」(心の声)
   「(仕事において)嫌だとはなんだ!!」(心の声)

つい、経験値の低さを指摘してしまう私に
図星過ぎて不満を隠せない息子。

母として、経営者として「どうする私?」を
試行錯誤してきました。

責任感と過度な気負い。
プレッシャーに耐え切れず
気持ちばかりが焦って空回りする息子には
会社と家から離れることを勧めました。

男の子って思っていた以上に母や家を守ろうと
気負っているのですね。

シングルマザーとして20数年。
私がひとり親として子供達を守り
育ててきたつもりでいましたが

この経験を通じて、私は思っていた以上に
息子に守り支えられてきたことを知りました。

批判や攻撃の言葉の中に息子の母を思う気持ちが
たくさん散りばめられていたからです。

たとえば、、、

「こんな会社無くしてしまった方がいい」
といった言葉の後には

「母さんなら、適当にいい人を見つけて結婚すればいいのに」
とか
「会社をたたんでどっかに就職すればそれなりに稼げるだろ」
などと言われて腹が立っていたのですが

14年試行錯誤しながらも、経営者として
これまで何とかやってきた私としては
当初とても屈辱的な言葉とも受け取れたんです。

(心の声)

「何を言っているんだ!こいつは!」
「この会社があったおかげで、こうやってあなただって
大きくなったんじゃない!」と。

でも、少し冷静になって振り返ってみると
彼の言う言葉の裏には

「後継者としてこの会社を引き受けてしまって
本当に大丈夫なんだろうか?」といった不安や怖れ
自信のなさとともに

「会社を経営して行くってとっても大変なことだから
そんなに苦労しないでもっと楽をしたらいいのに」

という、母を思う気持ちが垣間見えたのです。

「経営に奮闘するよりも、女の幸せあるだろう?」
みたいな側面も(笑)

でも、こんな時の私は、「今それを言うな!」みたいな(爆)

今はこうしてネタとして文字に起こせるようになっているけど
どうして?どうして?一触即発的な状態。

ただ、その頃の息子の状態は明らかに
情熱は空回りし、エネルギーの使い方を
間違えている状態でした。

お互い、向けられた批判や攻撃と感じる言葉には
ショックだし、実際痛いトコ突くし、腹も立つし
自分の言い訳や言い分も聞かせてやりたくなるしね。

実際、こういう状況の時って、自分の気持ちが
いっぱいいっぱいで、なかなか相手の気持ちに
寄り添うって難しかったりするのですが

長年、カウンセリングという仕事に携わってきた
おかげで、言っちゃった後で後悔するようなことも
ぐっと生唾を飲んで凌ぐことができした。

でも、自分事で一つひとつ対処していくって大変ですよね(苦笑)

実際にとった自分の態度や心の反応と相手の反応を
何度も何度も振り返りながら、その上で
自分の腹積もりを整えなければならない時間が続きました。

なかなか継続しない自主性と甘え(私の目にはそう映る)に
痺れを切らして、「一体どういうつもりでいるの?」と
訊ねたとしても、こういうときの相手って
責められてるとしか感じれなくなってしまうようで
かみ合わない会話が続いた時期もありました。

そんな時、経営者仲間やカウンセラー仲間
私の周りの人達の的確なアドバイスや励ましが
何より私を支えてくれました。

息子は経営のパートナーとして真剣に
パートナーの位置につこうとしてくれているけれど
真剣が行き過ぎて深刻になって、とても辛そうな一方で

私は私にとってふさわしい、真のパートナーシップを
組むべき相手は、今はまだ息子ではないことが
わかったのです。

親子として学びあうステージにも段階があり
必要不可欠な試練のようなものを超えなければならない
時期に来ていると感じました。

私には今の私なりの道があり選択があり
息子には息子なりの道があり選択の機会がある。

見たり感じたりするもの、与えられた課題も
それぞれ、異なるステージで起こっているから
違って当然なのですが、それを目の当たりにし
わかってもらえるように伝えるのは
心理学を学んできた私にとっても大変なことでした。

このようなやり取りが慣れないし
ほとんど、はじめての体験だった息子は
どんどん墓穴を掘って罪悪感と自己嫌悪ばかり
感じているように見えました。

そんな息子を見ているのが辛くて切なくて。

かわいい子には旅をさせろとはよく言ったもので
今は手元におくよりも社会の中で育つ必要がある

たぶん、次第に、お互いそう感じていたことでしょう。

年末にかけて就職活動を始めた息子は
自分で考え、探してエントリーし
ご縁あった都内の企業にこの1月より
お世話になることになりました。

息子を拾ってくださった企業様には心より感謝です。

きっと今の彼なら、自分で掴んだご縁を大切にし
水を得た魚のようにすべてが新鮮な体験で
がんばれると思います。

***

「男の子だから会社や家を継ぐ」
そう思ってくれるのは、親としてとてもありがたいことです。

でも、もう一つの生き方、別の人生を
自分の中の選択肢に持つときは
まずはそれを優先させてみていいのだと思います。

いろんな経験を積んだ上で「俺が、私が継いで行く!」
「俺が、私が、そうしたい!!」
それが本当のコミットメントであって
長男だから、跡取りだからという条件に縛られたままで
背負い込んだとしたら、それは犠牲の人生を選ぶことに
なることもありえるからです。

「本当にそれでいいの?」

自分の中にある根源的な輝きや
才能、情熱に触れるには
不透明な思いの層に向き合いながら進んでいく
地道な作業が不可欠です。

どう生きる?

自分の人生をどう生きたい?

常識にとらわれずに自分の情熱が照らし出す方へ
一歩ずつ歩み始めるには勇気が必要ですが
実際にやってみないと、動いてみないと
その素晴らしさは経験できません。

そうやって、『家』というしがらみを越えて振り向いた先に
切っても切れない本物の絆がそこにあることに
人は気づいて行けるのではないかと私は思うのです。

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